とある超高層ビル。
黒のドレスを着た私は、
初老で品の良い女性に連れられて
豪華な装飾のVIPエレベーターに乗った。
「こんなところ初めてなので、緊張します」
女性に告げると、彼女は微笑みながら私に
「大丈夫ですよ」と告げた。
最上階に着くと、間接照明で幻想的なオフィス。
女性についていくと、地上を見渡せる大きな窓の前に
立派なデスクと椅子があった。
女性は言う。
「あちらが将来、○○様の席でございます」と。
私は黙って頷き、その席を見ていた。
更に案内され、今度は一人の男性の元へ。
姿を確認すると、緊張した面持ちだった私の顔が
ぱっと明るくなり、男性が振り向くと口元が綻んだ。
普段と違うドレス姿の私を見て、口の端を上げて
「馬子にも衣裳だな」と意地悪な事を言う。
でも、顔は嬉しそうに優しく笑ってる。
愛情表現ってことは分かっているから
私は満面の笑みを浮かべて、幸せそうにしていた。
どうやら、この男性が○○様で、
将来有望で、私のフィアンセのようで。
これが夢だったら悲しいなと思ったら…
目が覚めたんだよね。
夢だからか、私が一番好みの性格だし。
私のこと大好きで、ちょっと意地悪な人が好きなの。
そして、少しシャイだったらもっといい。
まとめると、こう。
「シャイが故に
好きな子ほどちょっといじめちゃう系」
構われ好きだから、こういう好みなんだけど
どうも、Mっぽいと思われるんだよねぇ。
痛いのは好きじゃないってば。
ちなみに出てきた人、誰だかわからないの。
夢に出てくる人に、知らない人はいないと言うから
会ったり見たりしたことはあるんだろうね。
心当たりは皆無だけどw
いやぁ、かなりいい思いをした。
現実にならんかな…朝方の夢だし。