私は、心の一番綺麗な場所で彼に恋をしている。
間違いなく。
好きな人が出来た。
同じ大学の、4歳年下の人。
後期の授業でのグループ学習で一緒になり
1年生にしてはしっかりとしているところが
まず気に入った。
気になるな、と思っているうちに
話す機会も、彼を知る機会も増えていき
決定打は、今日(時間的には昨日)だった。
朝の電車の中。
木曜は授業が一緒なので、意気揚々としていた。
ふと、こんなことを考えた。
「彼も電車通学だし、会えたら一緒に歩けるのにな~」まぁ、よくある恋の妄想の産物。
そう上手くいかないのが、恋路であり人生さヾ(´ー`)ノ
うんうん、そうだよねぇと自問自答しながら
最寄り駅で下車し、階段へ向かったその時・・・
彼がいた。
まさに、さっきまで考えていたことが現実に。
一瞬頭がショートしたのが、よく分かった。
改札を出て、意を決して・・・
「おはよ!」一緒に通学、できちゃった。
朝っぱらからこの幸せ、かみ締めた。
気がついたことがある。
彼と一緒にいると、ドキドキしない。
安心できて、癒される。
そして、心から愛おしい。
いつものようにドジって
階段で転んじゃったのを彼に見られた。
きっと、好きな人の前でこんな醜態をさらしたら
もうどうしたらいいか、わからないはずだった。
なのにね、平気だった。
彼ならどんな姿見られても、平気だと思った。
こんな風に思ったのは、生まれて初めてだった。
運命の出会いなんて、簡単にあるものじゃないと思うけど
これがそうなんじゃないかなって、思いたい。
心を乱されるだけが、恋じゃない。
23歳、人並みに人を好きにはなってきたが
この事実に気づいたのは、今日が初めてだった。
PR