祖母が入院した。

前の更新からすぐ、ベッドが空いたと連絡があった。
必要なものや、書類を揃えていたときの話。
書類に生きがいや、性格を書く欄があって
なんだか、滑稽だと思った。

祖母と母と私と妹、4人で笑いながら書いて
「おやすみ」と祖母が部屋に行った後
ポツリと母が、言葉を漏らした。

「もう帰ってこないかもしれないね･･･」

ずっと元気だったのに、晩年になって入院。
予想もしなかった事態に、動揺しているのだろう。
気丈な伯母も、動揺しているようだ。

私も、自分の母親が車椅子に乗っただけで
悲しくなったことがあるから、気持ちはわかる。
別に命に別状があるわけでもないのに
弱った母親の姿は、衝撃が大きい。

でも私は、祖母が手術したとしても
元気に戻ってきて切るのは痛いねぇ～とか
当たり前のことを陽気に笑いながら、
お茶でも飲んでるんじゃないかと思うんだよね。

入院が決まったときから、ずっとそう思ってた。

けど、朝。
病院へ行く準備をする祖母に、小さな身体で
「すまないねぇ」と言われた。
「そんなことないよ、ちゃんと治してきてくれれば、それでいいんだよ。」

車に乗せて、ドアを閉める直前に
「大丈夫、行くからね。」
そう言って、ドアを閉めたら涙が出た。
心配させるから、家の中に駆け戻った。
祖母は、私の元気がないとそれはもう心配するから。

最後なんかじゃない、最後なんかじゃない。
手術さえも武勇伝にして、帰ってくる。

とりあえず、暇な病院でボケたりしないように
祖母の楽しめる娯楽を探すのが、私の特命。
DSじゃあ無理だよね～と冗談で笑っていたら

数年前、ぷよぷよをやらせたことあるよぉ～
しかも、理解して操作してたよ～

と妹から聞いて、そりゃもう驚いたのなんのって！

しかし、さすがにもうDSは無理なので
考えた第一候補は、大人の塗り絵。
早速、明日さがしてこよう♪